はじめに
どうも、リス太です。いつも読んでいただきありがとうございます。
さて、今回は「力を抜く」についてです。
プロゴルファーのスイング映像見たことありますよね?わたしたち、アマチュアに比べるとものすごく飛びますが、力感があまりなくてかる~く振っているようにも見えませんか?でもものすごく飛びます。
PGAツアーなど男子プロの海外ツアーを見ると、ジェイソン・デイ選手ら飛ばし屋と呼ばれる選手たちはパワフルなスイングをしていますが、とはいえ無駄な力が入っていないように見えますよね?
また、日本の女子プロゴルファーのスイングは、軽く振っているように見えるのにアマチュアの男性よりよっぽど飛びます。
それはなぜか?
男女問わずすべてのプロのスイングに共通していること、それは「力が抜けている」ことです。
もちろんプロのボールが飛ぶのは、それ以外にも日々の鍛錬などアマチュアには計り知れない努力のたまものなのは当然です。でも、この無駄な力が入っていないスイングはすべてのプロゴルファーに共通していることもまた事実。つまり、力が抜けていることは、ボールを効率良く遠くへ飛ばすための必須条件なんです。
力が抜けているといっても、フニャフニャしているわけではなく、無駄な力が入っていないという意味です。
想像してもらえればわかるように、ゴルフクラブをめいっぱいの力で握って振っても、速く振れません。それよりは力を抜いて、腕をムチのようにしならせて振ることでスイングスピードが最速になります。
そう。力を抜くことはヘッドスピードアップの源であり、ひいては正しく美しいスイングを手に入れることにもつながるのです。
みなさん、力を抜けと言われたり、でもしっかり握れと言われたり、どっちだよ!と思ったことありますよね?
力を入れても駄目だし、力を抜きすぎてもミスるしだめなんです。
要は、手や腕で振ろうとするからだめなんです。
体で振る正しいスイングを身につければ、実は無駄な力は入りません。
ただし、力が入っていると手で振ろうとして手打ちになってしまいます。それを避けるためにもスイング時に力を抜くポイントを意識する必要があります。
この力の抜きどころをつねに意識して、無駄な力が入っていないか、確認しながらスイングしましょう。
グリップの力は2割で
力の抜きどころは、ゴルフスイングの流れの中の以下3点と思ってください。
・アドレス
・テークバック
・ダウンスイング
アドレス
アドレス時のグリップ圧力がポイントです。グリップは最大で10とすると「2」くらいの力で握るとよいと思ってください。よく「小鳥を手のひらで包み込むように持つ」という表現をしますが、それくらいゆる~く握るのが正解です。
アドレス時にはスタンスや前傾角度などさまざまなチェックポイントがありますが、このグリップの力加減は超重要です。
テークバック
テークバックも非常に重要です。手でクラブを上げようとするとかならず力が入ります。そこで、手で上げるのではなく先に右腰を回す意識でテークバックを開始しましょう。
イメージとしては、ズボンの右ポケットを背中側に回すようなイメージ(伝わりますか?汗)です。
決して手主導でクラブを上げないように注意しましょう。
体が回り始めて、あとから腕がついてゆくイメージが大切です。これができると力がいい感じで抜けたスイングの導入部が実現できます。
ダウンスイング
ダウンスイング時に力を抜くポイントは大きく2点です。
1点目はトップの時点で「クラブの重さを感じる」ことです。実はグリップに力が入ってしまうとクラブの重さを感じることができません。トップで力が入ってしまうとダウンスイング以降はもう力を抜くことはできませんから、クラブの重さを感じることができているかを確認しましょう。
切り返しのタイミングで左足を真下に踏み込みますが、トップで力が抜けていれば、どんなに左足を踏み込んでもクラブはスムーズに落ちてきます。
2点目は体が飛球線方向に突っ込まないように、頭を飛球線と反対方向に引っ張る動きが重要です。
ダウンスイングからインパクトにかけて、体はものすごい遠心力にさらされます。意識しないと頭は飛球線方向に持っていかれてしまいますから、インパクト時に「ビハインドザボール」の状態にならず、突っ込んでしまいます。そうすると効率的なクラブの動きが阻害されてしまうので、クラブを手で合わせよう、操作しようとしてしまいます。
力が入ってしまう理由の大部分は正しいスイングができていないことにありますので、頭を意識的に残すようにして、効率的なスイングを行いましょう。
この3点を注意すれば、あとはインパクトからフォローまで力の抜けた自然なスイングができるはずです。
おわりに
実は、初心者が力を抜いてスイングしようとすればするほど、ミスになってしまうということがあるかも知れません。力の抜けたフニャフニャしたスイングではボールは飛びませんし、ゆるんでしまうとザックリなどにもつながります。
まずは「しっかりと振り切ること」が大前提です。その上で、
・アドレス時のグリップは2割の力で
・テークバックは右腰から
・トップでクラブの重さを感じる
・頭を残す
上記を確認しながらスイングすることで、自然と力の抜けたスイングが手に入ると思います。決して力を抜こうとするのではなくポイントを頭に入れながら、しっかり最後まで振り切ることで、思い描いていたスイングができるようになるはずですよ!
練習頑張りましょうね☆