はじめに
ゴルフは通常4人1組で回りますが、基本的には同伴者とマッチプレーで戦うわけではないですよね?自分のスコアを1打でも少なくする戦いで、非常にシビアなメンタルスポーツといえます。
そんな普段のラウンドでもマッチプレーの要素を盛り込みたいときにおすすめのゲームが「ラスベガス」です。
リス太もときど~きやりますが、基本的には「オリンピック」のほうがよくやりますね。なぜなら、ラスベガスは得点差が大きく出てしまうのでギャンブル性が高く、ある意味危険な(!?)ゲームだからです。
でもその分スリルもありますし、実力差がゲーム性を損なってしまわないような工夫も盛り込むことができますので、初心者でも恐れずトライすることが可能です!
18ホールの長丁場のうち、1ホール選んでラスベガスをやるだけで、その日のラウンドがスリルに富んだものになるかも知れないですよ。
ルール説明
ラスベガスは1組4人のうち、2人がペアになって行います。
分かれた2組の片方をA、もう片方をBとします。
A組のあるホールのスコアで、少ない方のスコアを「4打」、多い方を「6打」とします。
一方B組は、少ない方が「6打」、多い方が「7打」だったとします。
ラスベガスでは、各組少ない方のスコアを十の位の数字、多い方のスコアを一の位の数字にして、2ケタの数字を作ります。
この場合、A組は「46」、B組は[67]になります。
少ない方が勝ちになりますので、21点がA組の得点になります。
1ホールで21点!!!!
恐ろしいギャンブル性ですよね?
グリーン上で金、銀、銅、鉄で競うオリンピックはダイヤモンドを採用したとしても5点ですから、鉄で外してペナルティを設定したとしてもラスベガスとの差は計り知れないです!※オリンピックについてはこちらの記事をどうぞ
21点差があったらビール21杯おごらないとですね笑
まとめますと、
・2人ずつペアになって行う
・スコアの少ない方(良い方)を十の位、多い方(悪い方)を一の位にした2ケタの数字を作る
・数字の小さい方が勝ちで、差が得点になる
以上です。簡単ですね?
ゲーム性を損なわない工夫
ラスベガスのルールはご理解いただけましたでしょうか?
ただ、ギャンブル性が激しいので、上級者2人対初心者2人だと恐ろしいことになってしまいます。
たとえば、A組が「3打」「3打」、B組が「8打」「9打」だったら??
考えるだけで恐ろしいですね。。。
33対89でA組が56点手にすることになります。
56杯ビールおごりますか??
打順を組み合わせに使う
そこで、組み合わせの段階で公平にするために、だいたい打順を活用します。
打順は前のホールのスコア順になりますから、①②③④の「①と④」、「②と③」を組にするんです。
こうすると、随分点数が均等になるのがわかると思います。
先ほどの例でいうと、①3打②3打③8打④9打だったとしても、39対38です。
④さんが頑張って7打であがることができれば、勝てるという具合です。
ティーショットの位置の左右で組み分けする
他にもティーショットの方向の左右で分けて組にする方法があります。
4人がティーショットを打って、左に2人、右に2人と別れたら、左と右でペアを分けてしまう方法です。
上級者だろうが初心者だろうが、左か右かどちらに打つかと実力は基本関係ないですから、おもしろい方法ですね。
上級者が打った方向にみんなが打つ、といった事態にもなりそうですが。
「そっち打つな~」とか「あ~そっちいっちゃったか~」といった会話も成り立っておもしろいかも知れません。
もちろん全員がフェアウェイを外して右に打ったら、その中で左右を分けて組み分けすればよいです。
ほかにもいろんなルール
・1ホールで2ケタ叩いた場合
ゲーム上は「9打」とするのが通常です。
・リーチ
リーチすると得点が2倍になります。ラウンドで複数回ラスベガスを行う場合は、ハーフで1回リーチの権利があるとする場合が多いです。
・バーディー
バーディーを取ったら相手の組の十の位と一の位を逆にするというルール。
たとえば、パー4で「38」対「47」だったとしても、バーディーによって、「38」対「74」になります。これだけで36点です。リーチなんかしてたら72点ですね。えらいこっちゃ。。
パーでも2倍とか、同組の2人ともバーディーだった場合は4倍、バーディー・パーなら相手をひっくり返して2倍、ダブルパー打ってしまったら自分の組の数字をひっくり返さなきゃいけないとか、さまざまなルールがあるので、知らない人と「ラスベガスやろう!」となった場合はルールをしっかり確認してからにしましょうね!
おわりに
以上がラスベガスの説明でした。ゴルフをより楽しくするためのスパイスとして、是非是非やってみてください。
あとは、コンペで急にやることになったときにもルールを知っていればあわてずに済みますよ。
ちなみに、ラスベガスと同種のゲームとして「お友達」「モンテカルロ」「サンタモニカ」なんてのもありますよ。これについては、また別の記事で。