アイアンショットで球が上がらない悩み

はじめに

アイアンショットで天を打ち抜くような高い弾道で、カップ付近にベタピンで着弾。
かっこいいですよね！

ドライバーについては、高い弾道が好き、低い弾道が好きと、好みが分かれるところです。ちなみにリス太は低い弾道が好き。

一方、アイアンは高い弾道でズバーンと打ちたい人は多いのではないでしょうか？

アイアンは正確性がすべて

でも、ちょっと待ってください。
アイアンって何を目的とするクラブですか？

ドライバーは飛距離ですよね。
では、アイアンは？

正確性だと思います。

方向性と距離を狙った通りに出せれば良いんですね。

だとすれば、高さはロフト通りの高さを出せれば良いわけです。

たとえば、7番アイアンでヘッドスピードからすると150ヤード飛ぶゴルファーがいたとします。
アイアンは非常に高い弾道が出ますが、7番アイアンの飛距離が130ヤードしか出ないとします。

これってどうですか？
弾道が高い分だけ風の影響を受けますし、ロフト通りの距離が出てないとすれば、しゃくり上げるように打ってしまっている可能性があります。

安定性、再現性に難がありそうですよね。

高さが出ない場合

一方、アイアンショットの高さが出ず、弾道が低いことが悩みのゴルファーもいますよね。
まさに今回のタイトルの通りの悩みを抱えているケースです。

この場合は、まさにロフト通りの高さが出ていないわけですね。

何が原因なんでしょうか？
考えられるのはこんなことじゃないかと思います。

そもそも芯でミートできてない

そもそもフェースの芯でミートできていなければ、弱々しいボールしか打てないですから。高さも飛距離も出ないのは当然ですよね。

ダウンブローすぎる

アイアンはダウンブローに打つのが正しい打ち方です。

アドレス時に手の位置を左太もも内側にセットすれば、自然にハンドファーストな構えになりますので、バックスイングして、アドレスの位置にクラブを戻せば、キレイにダウンブローで打てるはずです。

でも、手の位置が飛球線方向に出た状態でインパクトしてしまうと、アイアンの番手の適正ロフトよりも立った状態になりますので、本来のボールの高さがでないです。

原因としては、アドレスとスイング両方ですね。スイングの場合はスウェーとも関連します。

ボールの位置が右過ぎる

ロフトが立つという意味では、ボール位置も大切ですね。

「ボールを置く位置、基準ある？」という記事で、番手ごとのボール位置の目安については書いてますので参考にしてください。

もちろん、骨格も柔軟性も人それぞれですから、適正なボール位置もそれぞれではあります。
でも、自分にとっての適正位置よりもボールを右に置いてしまうと、ロフトが立った状態のインパクトになりますから、高さが出ないです。

じゃあ、ロフト通りの高さを出すには？

ロフト通りの高さが出るアイアンショットには、次のことを確認しましょうね。

アドレスを見直す

すでにお話ししましたが、正しいアドレスはロフト通りの高さを出すために重要です。

適正なボール位置とグリップ位置を含めたポスチャー（姿勢全体）を見直しましょう。

背骨の傾き

そして、アドレスとボールの高さという意味では、大切なのが背骨の傾きですね。

ゴルフでは、右利きであれば右手を左手の下にしてグリップしますので、その分だけ自然に背骨が右に傾きます。

この傾きがないと、スムーズに体を回転しても、適正な高さがでないボールになってしまいます。

プロゴルファーや上級者のアドレスを見てみてください。
背骨が右にキレイに傾いています。

美しい弾道のアイアンショットには、この背骨の傾きが重要なんです。

手打ちをしない

アイアンのフェースの芯でボールを打ち抜くためには、手打ちは厳禁です。
しっかりと体の回転でスイングする必要があります。

こちらはまさにスイングの基本ですね。

前傾を維持して背骨を軸に体の回転でフィニッシュまでクラブを振り抜く

これが大切です。

おわりに

アイアンショットで球が上がらない悩みの解決法でした。

アイアンショットは正確性が大切なので、ロフト通りの適正な高さを出すことが大切だということですね。

そしてそのためには、基本通りのスイングが必要なんです。

ボール位置や背骨の傾き、目線の使い方で弾道の高さを操作することはできます。
これはコツと言えますが、前提となるのはしっかりしたスイングになりますね。

いっぱい練習して、ベタピンショットが打てるようになっちゃいましょう☆

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