スライスに悩まない初心者はなし!?
ゴルフを始めて、だんだんボールが打てるようになってきて、最初に多くの人が悩むのがスライスです。
特にドライバーはバナナシュート(わかりますか?)並みに曲がって、練習場のサイドネットにブチ当たっちゃうという方も多いのではないでしょうか。
かく言うリス太もそうでした。。。
スライスの原因は色々あって、人それぞれなのですが、ボールがスライスする原理は常に変わりません。ちゃーんとあります。
スライスの原理を覚えた上で、自分のスイングに当てはめて考えてみると、案外簡単に治るかもしれません。
スライスする原理
さて、みなさんはゴルフスイングでよく出てくるキーワードで「インサイドアウト」とか「アウトサイドイン」とか聞いたことはありますよね。
こう書いておいてなんですが、インサイドアウトもアウトサイドインもスライスとは実は何の関係もありません。
ゴルフは飛球線に対して体に近い方向(インサイド)に引いて、体から離れる方向(アウトサイド)に振ることを「インサイドアウト」と言います。
この、スイングのイン・アウトの組み合わせは、「インサイドアウト」「アウトサイドイン」インサイドイン」の3種類になりますが、こちらはボールの方向性しか影響を及ぼしません。
「インサイドアウト」は飛球線より右に飛びますし、「アウトサイドイン」は飛球線より左、「インサイドイン」は飛球線方向に飛びます。
実は「イン・アウト」と「スライス・フック」は関係がないのです。では、曲がりを決めるのは何なのか、というとボールにコンタクトした時のフェースの向きです。
仮にインサイドインでスイングできたとすると(スタンスは飛球線と平行だとする)、フェースがスクエアであれば、ボールはまっすぐ飛びます。また、フェースが閉じて当たればフック、開いて当たればスライスします。
これだけです。
つまり、ボールの方向性を決めるのはスイング方向、曲がりを決めるのはフェースの向きなので、この二つを組み合わせるとボールの飛ぶ方向と曲がる方向の組み合わせは、全部で9通りしかないわけです。
では、スライスする理由は?
ここまでくればもうお分かりですね?
話を元に戻すと、スライスする理由はフェースが開いているからです。
であれば、開かないようにすれば良いわけです。
もちろんそんなに簡単なことではないです。それができれば誰もミスしないですから。
でも、スライスする原理をしっかり理解することは長い目で見れば大きなプラスになると思います。
練習場やコースのご自分の弾道を思い描いてください。ショットしたボールは初めから右に出て、スライスして飛んで行きましたか?それとも真っ直ぐ出てから右に曲がりましたか?
いずれにしても、本記事を参考にしてもらえれば、スイングとフェースの関係性が弾道を決めていることをご理解いただけると思います。
ちなみにインサイドインでスクエアにコンタクトしてボールを真っ直ぐ飛ばすことこそが、良いとは言い切れません。なぜなら真っすぐ打つためには、スイングもフェースもスクエアにする必要があり、確率的に成功する可能性が低いからです。
また、ゴルファーはみな骨格が異なっていますから、すべての人が同じスイングをするわけではないですし、自分なりのスイングを見つけることの方が大切です。
たとえば、インサイドアウトでドローボールを打てば、ドライバーの飛距離も稼げるし、何よりカッコいいですよね。
また、アウトサイドインでフェードボールを打って、安定感のあるゴルフを目指すのもスコアアップには最短と言えるかもしれません。
自分の持ち球を早期に把握して、自分の骨格、目標等に合ったスイングを身につけるには、まず理論の理解が重要です。
スライスに悩んでいるみなさん、明日からは「なぜ曲がるか?」に悩む必要はありません。どんな球筋が自分に合っているか、それを身につけるためにはどうすれば良いかを考えながら、練習に励むと上達スピードも違いますよ!
ドライバーのスライスに悩んでどうしようもないという方は、「ドライバーでスライスしないたった2つのポイント」も読んでみてくださいね☆
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