はじめに
ドライバーはアッパーブローに打つのがいいってよく聞きますよね?
だって、ゴルフ雑誌やWEBサイトを見ていたって、一流プロのインタビューでもよく聞くくらいですから。
でも、我々アマチュアゴルファーがそれを鵜呑みにするとどうなるか…。
そう。想像どおり、ダフるんですね。
今日はドライバーのアッパーブローについてです。
ゴルフはダウンブローが正しい??
ゴルフを始めて間が無い時はまだしも、ラウンド経験もある程度積んでくると、ゴルフのスイングってドライバーでも、アイアンでもウェッジでも、全部同じだってことに気づきますよね。
これって、ミスの原因が全部一緒だからですね。
現象としてのミスは、ドライバーの方がわかりやすく、大スライスのOBになるから苦手意識を持つだけであって、アイアンだってスライスしているわけです。
OBにはならないだけですね。
ドライバーのスイングに問題があれば、アイアンだって問題があるんです。
8番アイアンだけってことはないですよね。
ところで、アイアンはダウンブローに打つことに異議を唱える人はいないと思います。
アイアンの構造上、アッパーブローに打ったら、絶対ダフりますからね。当然ですね。
これは、地面にボールがある状態でスイングするフェアウェイウッドだって同じです。
ただ、フェアウェイウッドはダウンブローでもアッパーブローでもないレベルブローに打てといったりしますよね。
では、なぜドライバーだけが、アッパーブローに打つっていうのかというと、当然ですが、ティーショットで使うからです。
ティーアップしているんですね。
より遠くへ飛ばしたいのが、ドライバーですしロフトも立っていますからね。
ダウンブローよりもアッパーブローの方が合理的だし、飛びそうだというのはわかりますよね。
ダウンブローはスイングの話?
では、アイアンはダウンブローで、ドライバーはアッパーブロー、フェアウェイウッドはレベルブローだから、全部スイングが違うのかというと、実際のところはそうではありません。
いや、もちろん一流ゴルファーの話になると少し様相は異なるかも知れませんが、少なくとも我々月1ゴルファーがクラブごとにスイングを変えようとしても、無理です。
1日500球、1000球とか打てるなら話は別ですが、これは無理な話ですよね。時間もお金もいくらあっても足りないです。
そう。ダウンブローはスイングの話ではないんです。
同時にアッパーブローもスイングの話ではないです。
要は結果の話なんです。
たしかにアイアンは地面にあるボールを打ちますからね。
クラブの最下点がボールよりターゲット方向に来るようなダウンブローなインパクトじゃないと、ロフト通りにボールは上がらずにダフります。
原理的にわかりますよね。
ではダウンブローに打つためにどうするかというと、そうなるような位置にボールを置くんですね。それだけです。
結果、ダウンブローに打てるんです。
ダウンブローもアッパーブローもボール位置次第
ゴルフではボールを置く位置が非常に重要です。
たとえば、7番アイアンでボールを左足のかかと線上に置いて打ってみてください。
高確率でダフるかトップするかしますよね。
ボール位置については、「ボール位置の基準」について書いた記事があるので、そちらを参考にしてほしいですが、ダウンブローに打てるようなボール位置にボールを置くことで上手く打つことができるんですね。
では、ドライバーはどうかというと、ティーショットですからね。
アイアンよりもボールを左に置きますよね。
よく言われるボール位置の基準としては、左足かかと線上とか言われます。
これは逆にクラブの最下点よりもターゲット側でボールをインパクトしたいからです。
最下点で当たっちゃったらティーアップしてる分テンプラになったり、ミスになりますからね。
そう。結果としてアッパーブローに打てるわけです。
決して、打ち上げるようなスイングをしているわけではなく、ティーアップとボールを置く位置によって、結果的にアッパーブローに打つことができるだけなんですね。
リス太も昔はアイアンはダウンブローだから、上から打ち込まなきゃ!とか、ドライバーはアッパーブローだからボールをかち上げなきゃ~とか思っていたような気がします。でも、ゴルフをやっていくと、すべてのスイングは同じなんですね。重要なのは、ボールの位置ですよ。あ、弾道はティーアップの高さで変わりますよ。あとは目線の持ち方でも変わります。この辺は別の記事で!
おわりに
ドライバーはダウンブローでもアッパーブローでもありません。
誤解をいとわずに言うのであれば、ゴルフは上から叩く方が個人的にはミスが少ないとは思います。
でも、ダウンブローもアッパーブローもそれはあくまで結果の話であって、重要なのはボールの位置だってことです。
スイングはいつも同じなんですね。
ダウンブローもアッパーブローも忘れて、ボール位置が重要だという意識で練習に取り組むと良い結果が得られると思いますよ☆