はじめに
ゴルフを始めたばかりの頃は、大抵7番アイアンの練習でスイングの基礎づくりをすることが多いですよね。
7番アイアンがしっかり打てるようになれば、スイングはどんなクラブでも同じですから、ドライバーだってショートアイアンだって打てるようになります。
でも、ロングアイアンだけは苦手ってゴルファーは多いのではないでしょうか?
フィニッシュまで振り切ることが大切
ゴルフのショットの正否はどんなクラブでもフィニッシュまで振り切れるかどうかにかかっています。
ゴルフスイングには様々なポイントがありますよね。
アドレスは本当に大切ですし、手打ちではなく、体の回転でスイングすることが大切。
でも、フィニッシュまでキッチリ振り切れるようであれば、そういったポイントもしっかり実践できている証拠。
でも、ロングアイアンになると突然できなくなるんですよね。
ロングアイアンが苦手な理由
ロングアイアンが苦手な理由としては以下が考えられます。
7番アイアンが打てるのに、ロングアイアンになると途端に打てなくなるのは、メンタル面と技術面、両方の理由がありますよね。
ドライバーやフェアウェイウッドだってロフトも立ってるし、シャフトも長いです。
でもアイアンの見た目だからこそ、逆にロングアイアンを難しく感じてしまうことも多いのでは?
とはいえ、ドライバーやフェアウェイウッドと打ち方は変わらないですよね。
ボールを置く位置こそ違えど、スイングは同じ。
どちらもフィニッシュまで振り切ることができれば打てるんです。
なぜロングアイアンは振り切れない?
では、どうしてロングアイアンはフィニッシュまで振り切れないかというと、やはりシャフトの長さが影響しています。
シャフトが長い上、アイアンなので重量のあるクラブを使っているゴルファーが多いでしょうから、余計に振り切れません。
でも、振り切れない理由は他にもあって、飛ばそう飛ばそうとするあまりに、強くインパクトしようとしすぎて、バックスイングが大きくなりすぎている可能性があります。
だから、フォローではすでにヘッドスピードが落ち始めてしまうんですね。
フィニッシュまで振り切るためには、バックスイングはコンパクトにして、フォローでヘッドスピードが最速になるようにスイングすることが大切なんです。
この記事では「ロングアイアン」という呼び方をしていますが、想定しているのは3番アイアンから5番アイアンです。5番アイアンはミドルでは?って意見もありそうですが、アイアンは5番からってゴルファーが多いはず。
今は、ロフトが立っていてシャフトが長い5番アイアンは立派なロングアイアンですよね。
でも、どこまで引けばいいの?
そうはいっても、どこまでコンパクトにすればいいか、判断が難しいですよね。
よくバックスイングで腕が地面と平行になったら終わりと言われますね。あとは体を回転させれば、勝手にクラブは上がるわけです。
でも、頭でわかってても、なかなか体で理解するのは難しい。
であれば、体に聞いてしまいましょう。
いい方法があります。
左手一本でスイングしてみましょう。
クラブは52度などシャフトの短いクラブでOKです。
左手一本で振り切ろうと思ったら大変ですよ。目一杯バックスイングしたら、よほど筋力がないとフィニッシュまで振り切る前にはヘッドスピードが落ちます。
ですから、左手一本でフィニッシュまで強く振り切れる程度までしかバックスイングではクラブを引かないんです。
何度か左手一本打ちを繰り返してこのポイントを覚えましょう。
その後、ロングアイアンに戻して、バックスイングは同じポイントまでで抑えてスイングします。
すると、フィニッシュまで振り切れるはず。
ボールも綺麗にインパクトできますよ。
おわりに
ロングアイアンはたしかに難しいですが、打つことよりもフィニッシュまで振り切ることに集中すると、案外簡単に打てるようになります。
振り切るためにはコンパクトなバックスイングが鍵なんですね。
是非練習で試してみてくださいね☆