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はじめに
「アウトに上げない」
ゴルフでは自分の中でやってはいけないことって多いですよね?
その中でも、初心者の大半が悩むスライスはアウトサイドインのスイング軌道とフェースの開きの組み合わせが生み出すミスの代名詞です。
アウトに上げたくないと思っているということは、自分のミスしやすいポイントや理想の球筋がみえてきている証拠ではあるので、すばらしいことです。
でも、こういったネガティヴなポイントの持ち方はあまりよくないよ、といったメンタルの話です。
「〇〇しちゃだめ」は本番に弱い
本番のラウンドはなかなかうまくいかないもんです。
「アウトに上げない」と思っていてもライによってはアウトに上がっちゃったり、いつも同じ状況にはないので、ミスしてしまった時にアウトに上げたからだ!となってしまって、他に原因があった時にリカバリーできなくなっちゃいます。
これは「頭を上げない」なども同様ですよね。
「〇〇しない」よりも「〇〇する」というポジティブな命令の方が頭は言うことを聞きやすいですし、ミスした時もそのポイントだけに集中してやり直しが効きます。
たとえば、「アウトに上げない」と考えてアウトに上げてしまった時、腰が回っていなかったから、手でクラブを上げてしまったから、スタンスと肩が平行じゃなかったから、などなど気をつけるポイントが複数出てきてしまいます。
人間の頭はスポーツしながら、複数のポイントを一瞬のスイングの中で全ておさえながら実行するなんて芸当はなかなかできるもんじゃないです。
命令は3つまで
ラウンド時にこれは気をつけようというスイングのポイントは3つまでにおさえましょう。できれば2つかな。4つ以上あると途中で忘れて全てだめになります。
リス太がラウンド時にスイングで気をつけているポイントは「スタンスの向き」と「バックスイング時に手で上げない」の2点だけです。
前者は方向性の話で、スタンスが目標を向いていて、肩がスタンスと平行になっているかです。これで方向性はOK。
あとは体でバックスイングできれば、手打ちもないですし、ただ振るだけです。シンプルですね。
できるだけ具体的なポイントを
リス太の場合はアウトに上げない、インに上げるといったことはあまり考えていません。
体の回転でスイングできればインサイドインになり、リス太の場合、球筋は軽いドローになります。
テークバックで腰の回転からスタートすることだけに気をつけているので、あとは気にしません。結果として打感と球筋を見ればできた、できなかった、がわかります。
ポイントとしては「テークバックのスタートは腰から」ということだけで、上げた時点でおかしければ(手で上げちゃった気がしたら)、スイングをやめます。やり直しですね。
自分にとってできるだけ具体的なポイントを決めると、それができたか、できなかったかがわかりやすくて良いと思います。
少しずつ気をつけるポイントは減る
リス太もゴルフを始めた当初は、「テークバックは30センチまっすぐ後ろに引く」とか「打った後もボールの位置を見続ける」とか、具体的ではあるけど、たくさんのポイントを頭に刻み込みながら、ラウンドしてました。今思うと危険な思い込みも多かったです…。でも、いざ本番になると、こんなの役に立たないです。忘れちゃうから。
なので、自分なりに色々試してみると、だんだん多数あったポイントが複数同時に解決できる少ないポイントに集約されてくると思います。
ラウンド経験を重ねると、ゴルフはミスして当たり前のスポーツなことがよくわかりますし、すべてのミスを防ぐのは無理であることを悟ります。
それを悟ったら、今度はミスをどれだけ少なくするかを目標に、自分がミスしやすい状況やショットを把握して、気をつけるポイントを減らしていくことが大切だと思います。
ショットによって気をつけるポイントを変える
また、ティーショット、アイアン、アプローチ、パターなどで気をつけるポイントは当然変わりますから、ミスを減らして再現性を高められるよう、ショットごとにできれば2つくらいのポイントを持っておきましょう。
たとえばリス太だと、ドライバーはスタンスとテークバック、アイアンは背骨の傾きとテークバック、アプローチはテークバックと足の使い方、パターはボールの位置とストロークです。
2つずつなら忘れないですよね。
おわりに
ゴルフはミスをどれだけ減らせるかがスコアアップの鍵です。
ですので、スイングの再現性を高めるのがとても大事です。
自分なりのスイングができてくると、いつも同じようにスイングをすることがスコアアップに直結することがわかります。
だからこそ、練習が必要ですし、練習でも本番でも同じポイントに気をつけながら、同じリズムでスイングすることが大切なんですね。
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