アプローチで「寄せる」理論

べたピン

はじめに

初心者のうちはアイアンショットでパーオンをとにかく狙うゴルフを展開しがちです。

でも、実際はプロだってパーオン率は60パーセントがせいぜいです。
ですから、スコアを良くするためには、アプローチがモノを言うわけですね。

では、アプローチをワンパット圏内に寄せる考え方はどういったものでしょうか。

クラブ選択

クラブとボール

アプローチではライやグリーンの状況に応じて、クラブを選択します。

クラブ選択のポイントは2点。

一つ目は、転がせるなら転がすクラブを選択すること。

もう一点は、その中でキャリー・ラン比率を考えてクラブ選択することです。

転がせるなら転がす

カップイン

ゴルフはゴロフというくらいですから、使えるならパターのアプローチがもっともミスする確率は低いです。

ですが、パターが無理ならウェッジという選択はおすすめできないです。

ロングアイアンやショートアイアンでのランニングアプローチも、ウェッジでのピッチエンドランやピッチショットより、寄る確率が高いですからね。

とにかく転がせるなら転がすクラブ選択をしましょう。

キャリー・ラン比率

グリーン周り

クラブが大まかに決まったらキャリー・ラン比率を基にクラブを選びましょう。

ウェッジでも、PWとAW、SWのキャリーとランの比率は全然違います。

普段の練習で、自分のクラブごとのキャリー・ラン比率をしっかり把握しておくことが大切です。

目安となる表を載せますね。

クラブ7IPW(46度)AW(52度)SW(58度)
キャリー2456
ラン8654
向いているショットランニングアプローチランニングアプローチ or ピッチエンドランピッチエンドラン or ピッチショットピッチエンドラン or ピッチショット

最後は落とし所!

グリーン周り

クラブ選択の後は、ボールをどこに落とすか、これが重要です。

せっかくPWでキャリー・ラン比率が4:6だとわかっていても、グリーン面の落とし所を間違ったら、台無しです。

グリーン面の傾斜も頭に入れて、どの地点に落とすとボールが寄るかを考えてショットしましょう。

そのためには、グリーン全体の構造を遠目から把握することが大切です。

グリーン全体で一番高い山になっているのはどこなのか。グリーンは一番高いところから低いところに向かってボールが転がります。

水が山から谷に流れるのと同じですね。

山から谷へ

グリーン上の細かい傾斜以上に、グリーン全体の構造を把握することがアプローチでは重要ですよ!

あとは、最後まで緩めることなく、決めた振り幅でショットするだけです。

おわりに

初心者のうちは、アプローチが苦手な人が多いです。

それは、手打ちになってしまっていたり、アプローチショットそのものの問題もありますが、グリーンに乗せることだけを考えてしまったり、ピンばっかり見て傾斜を頭に入れていなかったりという風に、考え方の方に問題があることが多いです。

アプローチは転がして寄せることが基本ですから、クラブ選択とどこに落とすかの落とし所が重要ですよ!

しっかり練習して、寄せワンを目指しましょう☆

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