はじめに
「ベタ足最強説」について書いたばかりですが、今度はベタ足スイングのコツです。
ベタ足スイングは、世界を席巻する韓国人ゴルファーや欧米のプロゴルファーで多く採用されている通り、ゴルフスイングのスタンダードになってきています。
でも、日本ではまだまだメジャーなスイングではないですよね。
すでにメリットについては「ゴルフ「ベタ足最強説」はほんとうか?|ベタ足スイングのメリット・デメリット」で書いたので、今度は実際にベタ足スイングができるようになる方法です。
なぜベタ足スイングは難しい??
ベタ足スイングは、ボールを飛ばしたい欲求で自然に生まれる、体重移動を積極的には行わないスイングなので非常に難しいんです。
ベタ足スイングはバックスイングからトップ、テークバックからインパクト、そしてフォローのある程度の範囲まで、両足が地面から浮くことがありません。
ですから、ゴルフを始めたばかりのアマチュアがベタ足スイングをやろうとすると手先でクラブを扱う手打ちになってしまいます。
手打ちにならないためには、ある程度の柔軟性も必要で、ベタ足でバックスイングを深くおこなうのは、体の硬いゴルファーには相当困難ですね。
だから、ベタ足スイングは難しいんです。
ベタ足スイングの3つのコツ
ですので、アマチュアゴルファーはバックスイングの左足かかとではなく、インパクト、フォローで右足かかとが浮かないように我慢できるようにスイングすることを目指すといいです。
右足ベタ足スイングですね。
そのための3つのコツをお伝えします。
重心とがに股
どちらもアドレスの話ですが、右足ベタ足スイングでは、フォロー後も右足かかとが浮かないように我慢する必要があるため、アドレス時点での下半身の安定が重要です。
そのために、重心が拇指球と土踏まずの間にくるように意識しましょう。
また、がに股アドレスがオススメです。
バックスイングで右膝が伸びないように下半身を固定する意味合いもあります。
スウェー防止ですね。
これで右足ベタ足スイングのアドレスの完成です。
かかとは時計回りに回転
体の回転を意識するとどうしても右足かかとが浮き上がります。
左足に体重を乗せ切るので、右足は当然浮きますよね。
右足ベタ足スイングでは、切り返しからダウンスイング、インパクトにかけて右足つま先を軸にかかとが時計回りに回るような踏み込みを行います。
これで右足かかとが浮くことはないです。
ただ、今までベタ足スイングでなかった人がいきなりやるのは難しいので、イメージとしては、両足ふとももの間にゴムボールを挟み、切り返し以降、そのゴムボールを両足で潰す感覚を持つと、この右足かかとを時計回りに回すスイングができるようになります。
それでも訓練は必要です。
体の正面でインパクト
ベタ足スイングと言えども、ゴルフである以上、体の回転でスイングします。
ただし、下半身を使う昔ながらのゴルフスイングよりは腕を使う意識が必要です。
腕を積極的に使って、体の正面でボールを捉えられるようになると、右足ベタ足のままインパクトできるようになります。
体の回転と腕の動きのバランスが重要なので、ただの手打ちになってしまうとミスになりますので、練習が必要です。
体の正面でとらえる練習法としては、左手一本打ちがいいです。
初めはシャフトの短いAWあたりで始めるといいです。
7番アイアンなどで左手一本できっちりインパクトしようとすると、体の回転とアームローテーションがきっちり両立できていないとまっすぐ飛びません。
良い練習になりますよ。
誤解がないようにお話しておくと、下半身主導のスイングもベタ足スイングもどちらが正しいという話ではないです。たしかにベタ足スイングのプロゴルファーは最近強いですから、メリットがあるのは事実ですが、体がスムーズに使えて、方向性・飛距離がでるのであれば、どちらでもいいんです。自分にとって、より合う方を選んだらいいですよ!
おわりに
「ベタ足スイングができるようになる3つのコツ」でした。
まとめると、
・右足かかとを時計回りに回す
・体の正面でインパクト
です。
最近は強い選手が多いベタ足スイングですから、マスターしたらライバルに差をつけられるかもしれませんね。
たくさん練習しましょう☆