はじめに
どんなスポーツでも、体重移動は大切です。
でも、スポーツが上手い人は、そのスポーツをやる時に体重移動を何の気なしにやっているはずです。
たとえばサッカーがうまい人に、
「ボールを蹴る時に体重移動で気をつけていることはなに？」って聞いても、
テニスが上手い人に、
「バックバンドのトップスピンをキレイに決める時の体重移動のコツってなに？」って聞いても、
「ん～、なんとなく」
って返ってきそうです。
要はセンスの問題は置いておいて、長年の練習で培った体重移動のコツを体が自然に体現できるようになったから、スポーツが、うまくなったわけですね。
ゴルフも全く同じです。
体重移動は自然にできる？
以前、こちらの記事（「体重移動はする？しない？」）で、「自然にできる」ってお話しをしてるので、まぁリス太はそう思ってます。
でも、はじめからできたわけじゃないですし、いきなり自然にできるから体重移動を意識しなくて大丈夫って言われても、自然にできるわけないですよね？
たとえば、スノーボードやスキーをやる方はわかると思いますが、体重移動、大事じゃないですか？
ボードで言えば、体重移動ができないとエッジがうまく使えないし、ターンできないですよね？
だけど、はじめはできないです。
意識的に体重移動をしようとして、少しずつできるようになって、最後に無意識にできるようになるわけです。
ゴルフも同じです。
やっぱりはじめから「自然にはできない」ってことです。
体重移動は難しい
スポーツなので、ゴルフも体重移動は大切です。体重をしっかり左足に乗せてスイングしないと、ボールにパワーが伝わらないので、飛ばないですし、力なく曲がります…。
リス太の場合、ゴルフを始めた当初は手打ちだったので、ボールは案外飛びました。
というか、たまに当たればですけど。
映像がないのでわからないですけど、きっとスウェーしまくりだったでしょうね。
でも、再現性が低すぎるので、だんだん手打ちはダメなんだ、となってきて、グリップの力を抜くようになり、頭の位置を変えないことやスウェーしないように気をつけるようになりました。
そうすると、ボールのヒット率は高くなったんですけど、今度は飛ばないんですね。
体重が乗ってないから。
じゃあ、ということで次に、テークバックで体重を思いっきり右足に乗せて、切り返しで左足を踏み込んで、振り抜くってやるんですけど、今度はまたグリップに力が入っちゃうわけです。体重移動を気にして、足にも力が入る結果、練習やラウンド後には、太ももとか膝周りの筋肉痛がひどいって状態になりました。
もちろんちゃんと当たればボールは結構な飛距離飛びますけど、力入りすぎてるので、軸ぶれしたり手打ちになったりで、スライスやフック、トップがひどくなりました。
逆戻りです…。
でも、ここで体重を移動する努力を何度も何度もするので、実はうまくいったときの感覚を体が覚えていってます。
効率的な体重移動
ここで、ようやく思い出すんです。
「あ、グリップに力入ってる」
「気づいたらまた直線的なスイングしてる」
って。
ゴルフは回転運動です。
右足、左足への体重移動も体を回転させることで実現しなきゃいけないんです。
あとは背骨の傾きも重要。詳しくはこちらに書いてます。
効率的な体重移動は、
背骨を右手が下にある分だけ、自然に右に傾ける
前傾姿勢を維持する
背骨を軸に回転する
手ではなく、体でクラブを引く
これだけで、バックスイングでしっかり体重が右足に乗り、切り返し以降に左足に体重を移動させることができます。
体重移動をしようとしなくても、自然にできるので、体や手、足に力も入らないでリラックスしてスイングできますから、「効率的な体重移動」です。
おわりに
とはいえ、やっぱり体重移動を何度も試行錯誤して失敗する経験は必要なんだと思います。
もしゴルフが理論だけでうまくなるなら、ゴルファーはみんなシングルプレーヤーですからね。
体型も骨格も柔軟性も異なるゴルファーがみんながみんな同じ考えで練習しても全員が上手くなるわけないですよね。
やっぱり、失敗の経験が必要ってことです。
いっぱい失敗して、それから基本に立ち返って、はじめて自然に体重移動ができる、その人にとっての良いスイングができるようになるんですね。
そうすると、
とにかく練習！
って結論になりますね笑
すみません…。
いっぱい練習して、自分のスイングを確立させましょう！
体重が乗ったナイスショットが自然に打てるようになりますよ☆