はじめに
こんにちは。リス太です。
クラブを買い替えるのって楽しいですよね!
とくにドライバーやフェアウェイウッドについては、シャフト選びが重要です。
もちろんアイアンも重要ですけど、アイアンの場合はスチールシャフトを選択する場合が多いので、シャフトのメカニズムまで覚える必要はないかも知れないです。
でも、ドライバーやフェアウェイウッドは各社がカーボンシャフトをこぞって出してますから、シャフト選びが大変です。楽しいですけどね。
以前、シャフト選びで大切な「キックポイント」と「フレックス」についてお話しましたが、シャフト選びにはもう一つ大切な用語、「トルク」があります。
トルクについても理解して、自分に最適な一本を見つけちゃいましょう!
トルクとは?
「トルク」とは、シャフトのねじれのことです。「フレックス」はシャフトの硬さで、「キックポイント」はシャフトのしなる位置のことを指しましたが、今度は「ねじれ」です。
ゴルフスイングでは、テークバックからトップにかけて、シャフトは時計回りにねじれます。
ねじれたシャフトは切り替えしからダウンスイング、インパクトにかけて逆ねじれを起こし、ボールを飛ばします。
トルクは数値の大小で表され、数値が大きければねじれやすく、小さければねじれにくいシャフトということになるのですが、厳密に理解するには次のように考えるとよいです。
トルクはハンドルの遊びに似ている
トルクは車の「ハンドルの遊び」に似ていると言われます。
たとえば、ハンドルの遊びが大きい車は大きくハンドルを切っても、車の曲りへの影響は少ないですよね。大きく切ってもあまり曲がりません。要するに反応が鈍いわけです。
一方、ハンドルの遊びが小さい車は少しハンドルを切っただけで、車は曲がります。ハンドルの操作が車の挙動に大きく影響を及ぼすわけです。要は反応が良いわけですね。
ハンドルの遊びが大きい車は、普通のドライバー向きの車でしょう。一方でF1の車のハンドルの遊びが大きかったら、たぶんみんな事故起こしますよね。ハンドルの操作にシビアに車が反応しないとレースにならないはずです。
ということは、前者が初心者向き、後者が上級者向きということが言えそうですが、シャフトのトルクもこれと同様なんです。
トルクが大きいということは、遊びが大きいシャフトということです。
少しくらいクラブの操作をミスしたところで、シャフトの挙動には大きく影響しないので、ミスの影響は最小限で済みます。
ミスショットが多い初心者にとってはトルクの大きいシャフトの方が合いやすいと思います。
一方、トルクが小さいシャフトは遊びが小さいですから、クラブの操作ミスが命取りで、操作がそのままシャフトの挙動にダイレクトに表れます。その分、ボールを上下左右に打ち分けたい上級者にとっては、自分の意図した球筋を実現しやすい操作性の高さという点で、トルクの小さいシャフトの方が合うわけですね。
その他、トルクとキックポイント
トルクはシャフトのねじれであることがわかりましたね。
トルクの大小はキックポイントと相まってシャフトの性質を決めます。
よく「ボールがつかまりやすい」シャフトとか「つかまりにくい」シャフトとか、聞きますよね?
キックポイントが先調子のシャフトは、一般的にはボールがつかまりやすいのですが、実はこのつかまりやすさの理由は、先調子だからということだけではないんです。
先調子のシャフトは一般的にシャフトのトルクが小さいんです。
トルクが小さいということは、シャフトのねじれが少ないので、「フェースが開きにくく」、「操作性が高い」シャフトということです。
一方で、元調子のシャフトはトルクの大きなシャフトであることが多いです。
トルクが大きいということは、遊びが大きく、「フェースが開きやすい」シャフトということですね。ねじれが大きいわけですが、遊びも大きいので、反応がシビアではないため、初心者向きのシャフトと言えます。
となると、フックで悩むゴルファーはトルク大きめのシャフトが相性が良く、スライスで悩むゴルファーはトルク小さめのシャフトが相性が良い、といったことが言えそうですね。
こんな感じで、トルクはスイングと球筋への影響が非常に大きいわけです。
クラブ選びの際にはトルクについてもしっかり考えたほうが良いことが伝わりましたかね?
おわりに
今回はシャフトの「トルク」についてお話しました。
フレックスやキックポイントは知っていても、「トルク」については知らないとか、正確には理解していないゴルファーが多いはずです。
せっかくクラブを買い替えるなら、自分にぴったりな一本を見つけたいですよね?
であれば、トルクについても理解を深めてもらい、自分の弱点をおぎなったり、強みをさらに伸ばしてくれるような、最高の相棒を見つけてくださいね☆
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