はじめに
ゴルフは紳士のスポーツって言われますよね。
初心者からすると、ゴルフを難しく感じさせる1つがルールかもしれません。
他のスポーツよりも特にレギュレーションが厳しいですね。
定期的にR&A (英国ゴル協会) と USGA (米国ゴルフ協会)がルールの更新をかけるんですが、だいたいアマチュアゴルファーにはあまり気にならない変更が多いもんです。
競技ゴルフでもやっていれば別ですけどね。
でも、2019年1月1日に改定される新ルールは我々アマチュアゴルファーにも大きな影響を与える衝撃の内容になるんです!
詳しくお話しします。
2019年改定新ルールの要旨
様々なサイトが話題にしているこの2019年新ルール。
色々詳しく書いているサイトが多いので、詳細はそちらにお任せするとして、グロースメディアではあくまでもアマチュアゴルファーに影響がある部分を取り上げた上で、プレーがどう変わるかについて、考えてみます。
さて、衝撃が走った2019年改定新ルールですが、まずは改定の大まかな内容はこんな感じになっています。
見ただけで、結構アマチュアゴルファーのプレーに影響しそうだと思いません?
各ルールの詳細をお話しし始めると、細かい規定まで全てお話しすることになるので、あくまでも影響の大きそうなところをピックアップしますが、そもそも今回のルール改定には大きな目的が2つありそうです。
それは、
プレーファスト(スピード)
ルール簡略化(ゴルファーの裾野を広げる)
の2つだと思います。
ゴルフって1ラウンド18ホール回るのにものすごい時間かかるじゃないですか?
4人1組で回ったらハーフで2時間半、休憩が30分あったら全部で5時間半ですよ!
丸1日仕事ですよね。
しかも、夏などゴルフ場の繁忙期になると、前の組が遅くてプレーの待ち時間が長いなんてこともよくありますよね。
また、ゴルフはルールが難しくて、初心者には敷居が高いと感じられてしまって、ゴルフを始めようとする意欲を阻害しているかもしれないですよね。
もちろん、スポーツにルールは必須です。でも、初めてのコンペで細かいルールがわからなくて、聞いただけなのに同伴者に怒られるなんて軽いトラウマになる経験は「ゴルフなんてもうしない!」って思わせてしまってるかもしれませんよね。
そうなんです。
スピードプレーとルール簡略化はゴルファーの裾野を広げるためにもとても大切なことで、そのためのルール改定は非常に好ましいことだとリス太は思います。
グロースメディアは若者にもっとゴルフをやってほしい!って気持ちを強く持っているサイトでもあるので、今回の2019年ルール改定を超ポジティブにとらえています!
さて、熱く語ってしまいましたが、そんな2つの大きな目的のために変更される2019年改定新ルール、我々アマチュアゴルファーにとって衝撃の変更ポイントを紹介します。
2019年改定新ルール、衝撃のポイント
とはいえ、そんなに変わんないだろ?と思ったあなた笑
いえいえ。
ゴルフのプレーそのものが変わる変更内容ですよ!
ボールドロップの方法が変わる!
救済方法の変更ですね。
今までは救済を受ける地点の決め方は、救済のニアレストポイントから1クラブレングスなど、「クラブレングス」という表現でしたが、新ルールでは明確に「インチ」で決められます。
まぁ、日本人はインチでも困るわ~って思いますけどね。翻訳に期待ですね。
また、ドロップのやり方も変わります。
今までは肩の高さからボールを落としてましたよね。
これが「膝の高さより上」に変更になります。結構大きいですよね。
実は新ルールの検討段階では地面に触れなければOKという案もあったらしいですよ!最終的には膝の高さで落ち着いたみたいですけどね。
バンカーのルールが緩和する!
こちらは大きな変更点。
バンカーはご存知のとおり、超初心者にとって鬼門とも呼べるハザードですよね。
ですので、こちらの変更は超初心者にとっては非常に大きいかもしれません。
なぜならバンカー内のアンプレヤブルは2打罰でバンカー外(ピンに近づかない位置)からプレーが可能になるからです。
これ、大きいですよね。
まぁ、上級者にとってはバンカーショットそのものは難しいものではないので、むしろ2打罰かよって感じだと思いますけど。
あくまでバンカー内のアンプレヤブルのケースですが、初心者にとってはバンカー自体がアンプレヤブルだぜって思えば、外に出すのもルール上ありってことですよね。
また、バンカー内のルースインペディメント(小枝とか石とか動かせる異物)を動かすことも無罰でできるようになりますし、砂に手やクラブが触れる行為も無罰になります。
ただし、ショットの時は今まで通り、クラブを砂に付けてはだめですよ!
パットはピンを挿したままでOK!
これはグリーン上のプレーが変わる変更点です。
今までは、グリーンエッジからのアプローチやロングパットでカップの位置を示すためのサポートとしては、ピンがカップに刺さったままでパッティングすることもありましたが、2019年改正新ルールでは、グリーン上のどの位置からパットする場合でもピンが刺さったままでOKになります。
なかなか大きな改正ですよね。
そうなると、すごい下りのラインだからピンは抜かないでパットする、という選択肢も出てくるわけですよ。
でも、ピンにはじかれて外れるっていう悲劇も起こりうるのかな?
いずれにせよ、今まで見たことのないグリーン上の風景が展開されること必至です!
準備できた人から打っていいに変わる!
自分の打順はピンからボールの距離が遠い人から打つのがゴルフの当たり前でしたよね
これが変わります!
レディーゴルフといって、準備ができた人から打って良いといったプレースタイルが正式にルールとして推奨されるようになります。
もちろん今までだって、内輪のラウンドでは、「準備に時間かかるから先に打ってて~」なんて会話はあったわけですが、正式に推奨されるようになるわけですから、大きな変更ですよね。
この変更はプレースピードの促進にかかるものなので、紛失球の探索時間が3分から5分に変更になったり、1ストロークに40秒以上かけないこと、といったむしろスピードについては厳しくなった変更点が併せて適用されます。
OBは打ち直さなくて良い!(ローカルルール)
こちらはプロのトーナメントやアマチュアでも競技ゴルフの大会などには適用されないローカルルールではあるんですけど、OBやロストボールになった場合に、打ち直しではなく、その付近から2打罰で打ってOKになります。
まさにルールの緩和とスピードプレーに寄与しますね!
ただ、ローカルルールのため、各ゴルフ場にその運用は任される形になりますからね。
その代わり前進4打はなくなるのではないか、と言われています。
おわりに
といった感じで、2019年改定新ルールのアマチュアゴルファーのプレーに影響が出そうな変更点を重点的にお話ししました。
無理めなバンカーに入れた時に、ボールを後ろに出す光景を今後見れるようになるわけですね。
グリーン上のプレースタイルも大きく変わりますしね。
「すごい下りだからピンを抜かないで!」なんてセリフも聞けるかも。
衝撃の2019年改定新ルールについてお話ししました。
スピードプレーとルール簡略化に関わるルール改定はどんどんやってもらって、ゴルフを始めようと思うゴルファーを増やしていきたいですね☆