はじめに
グロースメディアは初心者にもっともっと「ゴルフって楽しい」って思ってもらうために役立つ情報を更新していくことをモットーに運営しているサイトです。
ですので、基本的にはゴルフのTipsやギア情報、ルール、用語など様々なコンテンツを用意しているつもりです。
その中で、とくにマナーやルールについてはゴルファーにとってとても興味のあるところですよね。
でも、今日は少し趣向を変えて、マナーとルール、そしてプロスポーツとしてのゴルフについて真面目に考えてみました!
プロスポーツとしてのゴルフを考察
なんで、いきなりこんな話になったかというと、大きなニュースが最近2つあったからですね。
ちなみに先にお断りすると、批判する気はさらさらありません。冷静かつ客観的に、でも私見を述べようかなって思います笑
さて、どんなニュースがあったかですよね。
片山晋呉プロの不適切行為
2018年5月30日に行われた、「日本ゴルフツアー選手権森ビルカップ」のプロアマ戦で招待客である森ビルの役員の方に不適切な行動を取り、最終的に懲戒・制裁処分が検討されているというものです。
実際に何があったかも、ある程度は明らかになっており、ゲストに対してポケットに手を突っ込んだまま話をしたり、ゲストとコミュニケーションを取ることもせずに、自分の練習を黙々としていたようですね。
結果、怒った招待客は帰ってしまっています。
木曜日からの本戦に向けて練習したいのはよくわかりますが、JGTOの会員であるプロゴルファーとして、スポンサーであるゲストへの接待(?)をしない態度はいかがなものか、ということでいち早く青木功会長が動いて、事実調査、公の発表に動いた、という話です。
そもそも、ゲストはスポンサーである以上、ビジネスマンとしてはあり得ない行為ですし、怒って帰るくらいだから、実際はもっと色々あったんだろうな!と勘繰りたくもなりますね。
まぁ、いずれにせよ、ゲストだろうが、スポンサーだろうが、1ゴルフファンなわけですからね。
それをないがしろにする選手はプロフェッショナルではないですよね。
フィル・ミケルソン選手の全米オープンでのプレー
先日6月16日の全米オープン3日目、13番ホールでの米国のフィル・ミケルソン選手のグリーン上での振る舞いが話題になりました。
何があったかというと、この日のシネコックヒルズGCのグリーンコンディションが超ハードだったんですね。
ボギーパットを打ったミケルソン、下り傾斜で止まらないと思ったのか、そのままカップを通り越して、動いているボールを打ち返しました。
この前代未聞の行為が物議を醸したわけです。
動画でも見てみましょう。
ルール的には2打罰になるだけですし、それ以上の罰則はないです。
ただ、そのルールを悪用したような行為に批判が殺到したわけですね。
ミケルソンも最終的には、謝罪するところまで追い込まれました。「自分の行動を恥じている」って。
リス太的考察 ~プロスポーツとしてのゴルフ
片山晋呉選手の一件も、フィル・ミケルソン選手の一件も、どちらもマナーやルールに関係する問題です。
片山晋呉選手はマナーの問題。ミケルソン選手はルールの悪用ですよね。
ゴルフって難しいじゃないですか。
しかも、基本的には自分との戦いだから、バレないようにルールを破ろうと思えばできるはず。まぁ、プレーが中継されるプロゴルファーは難しいでしょうが。
それでも、われわれアマチュアゴルファーだって、違反しません。それをしたら、スポーツとして成立しないし、一生懸命ゴルフに取り組んでいる同伴者に申し訳ないからですよね。
マナーだってそうです。
コンペで初めて会った人とは、1日18ホールの長丁場を一緒にラウンドするんですから、お互い気持ちよくプレーできるようにマナーに気をつけますよね。
ラウンド中のマナーはもちろん、振る舞いそのものも相手を不快にさせないようにします。
そんな感じで、アマチュアゴルファーでさえ、心がけていることをゴルファーの最高峰であるプロゴルファーができなくてどうすんの?って思います。
これ、プロとしてでもあり、そもそも人としての問題ですよね。
まぁ、常日頃からファンサービスなどの素晴らしいフィル・ミケルソン選手の場合は魔が差したってとこなんでしょうけどね。
とは言え、人間だからってことですかね。
おわりに
ゴルフのルールとマナーについてでした。
まるでコラムのような記事でしたね。
プロスポーツである以上、馴れ合いではない戦い、素晴らしいプロフェッショナリズムが期待されるのは当然ですよね。
それでお金もらってるんですから。
ですので、人として、ゴルファーとして守ることが大前提のマナーとルールはプロスポーツにとって、ある意味最低限のレベル担保の仕組みであるべきなのかなぁと思ったりします。
まぁ、守れて当然ってことですね。
色々考えさせられた事件でした。