はじめに
今回は、いよいよQTの中身に迫ります。
前回はその前段として、プロゴルファーとツアー機構についてでした。
「QT」ってかわいい名前ですが、実際は過酷すぎて全くかわいくないです…。
すべてのプロゴルファーがツアープロとしてお金を稼ぐために必須なものなんです。
QTとは
クォリファイング・トーナメントの略で、男子はJGTOが主催、女子はJLPGAが主催している大会です。
プロ、アマ問わず、出場することができ、簡単にいえば、翌年のツアー出場権をかけて争うトーナメントです。
男子・女子ともにファーストステージ、セカンドステージ、サードステージ、ファイナルステージの4段階をかけて戦う長き戦いです。
出場資格について
男子のファーストQT
高校・大学のゴルフ部在籍経験がある人、JPGAハンディキャップ3.0以内などの制限はありますが、基本的にプロ・アマとわず、多くのゴルファーに門戸が開かれています。
女子のファーストQT
一方女子は、18歳以上でティーチングプロA級、プロゴルファーやゴルフ場関係者の推薦を受けた人などの制限があります。
男子に比べると、女子の方が多少参加ハードルが高いでしょうか。
セカンドステージ
セカンドQTは男子では1000人を超える参加者が出場する非常に熱い戦いになります。
一方女子は、プロテスト合格者とシード権を持たないプロ選手に加えて、1stQTを通過した選手が入り乱れての戦いになります。
サードステージ
サードQTからは、男子は過去5年間のツアートーナメント優勝者やシード権を持った選手も加わっての戦いになります。
一方女子は、セカンドQTの通過者に当該年度のステップアップツアー優勝者、および賞金ランキング70位以内の選手も参加しての戦いになります。
この辺からもはや過酷さが極まりますね。
ファイナルステージ
ファイナルQTはサードステージの通過者に加え、ツアートーナメントへの年間シード権を逃した選手が加わっての戦いになります。
ちなみに女子では、賞金ランキング50位までが翌年のシード権を手にしますので、51位~55位までの選手も加わります。
ファイナルQTのランキングによって、翌年のツアー出場試合数が決まってきます。
男子では、ファイナルQTに参加した選手はツアーメンバーとして登録されます。ただし、ファイナルQTで上位30位に入らないと、翌年のツアートーナメントにはフル参戦できません。ただし、上位120名は翌年のチャレンジトーナメントに参加することができます。
一方女子は、ファイナルQTで上位30名に入れば、翌年のツアーにほぼフル参戦できます。上位40名で8割がた出場できるくらいです。
QTの過酷さをものがたりますね。
おわりに
以上、QTについてでした。
男女ともにプロゴルファーの世界で生き抜いていくことの厳しさがよくわかりますね。これだけ厳しい世界で勝ち抜いているんですから、一流プロがどれだけすごいか、あらためて尊敬しちゃいますね。
お気に入りの選手も今まで以上に応援できちゃうのではないでしょうか!
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