はじめに
ゴルフ番組をよく観るかたは、「QT」という言葉を聞くことがあると思います。
解説者が、「◯◯さんはQT(キューティー)1位で今期ツアー参戦してますからね。期待していいと思います!」みたいな紹介をしたりします。
QTって何だ??
ちょっと世代が違いますが、女性ヒーローもののアニメを思い浮かべちゃいますよね。もしくは、藤原紀香。
いやいや。いたって真面目で過酷なQT。
今回はすべてのプロゴルファーの登竜門「QT」についてお話しします。
ただちょっと長いので2回に分けて書きます。
その1はプロゴルファーになる方法とツアー機構についてです。
この辺も説明しないと、QTの過酷さが伝わらないので、ご容赦ください…。
プロゴルファーってどうやってなるの?
男子は日本プロゴルフ協会(JPGA)、女子は日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が行うプロゴルフ認定試験に合格すれば、晴れてプロゴルファーです!
ちなみにプロ資格にも2種類あって、「トーナメントプレーヤー(TP)」と「ティーチングプロ(TCP)」があります。前者はツアープロのことですね。テレビで見るプロゴルファーがこれです。一方、後者は練習場で教えてくれるプロですね。
トーナメントプレーヤーは年齢制限があって、男子が16歳以上、女子が18歳以上です。
ちなみにティーチングプロは20歳以上です。
また、女子は受験資格として、年齢だけではなく、JLPGAに所属する会員2名の推薦が必要です。受験のハードルも高いっすねー。
また、プロテストは非常に厳しい長丁場の戦いです。
プレ予選→一次プロテスト→二次プロテスト→最終プロテストの流れです。
総額で入会金、セミナー料などを入れたら100万以上かかりますよ!
「おれ、やることないからプロでも目指そっかなー」←無理です!!!
えらそうなこと言ってますが、リス太もゴルフが好きすぎて、プロゴルファーになるために費用がいくらかかるか、どうやったらなれるのかを人生で3回以上は調べてます笑
もちろんなれるなんて思ってないですよ!自分の実力はよく知ってますし。調べれば調べるほどこりゃ無理だ~って改めて思いますしね。
だからこそ、そんな過酷なプロテストに挑戦してクリアしたプロゴルファーに対しては、本当に心から尊敬の念をもっちゃいますよね!
そして、プロテストは合格率も低く、男女ともに5~10パーセントの間くらいです。しかも、全員がプロを目指すレベルですよ。
男子は最終テスト(実技)で50位タイまで、女子が20位タイまでしか受からないっす!超狭き門ですね…
ちなみにプロになるにはもう一つ方法があって、アマチュア時代にプロのトーナメントで優勝した上で「プロ宣言」することです。
「わたし、プロになります!」って感じですね。
最近引退を表明した宮里藍選手や、石川遼選手、松山英樹選手もこちらに当たりますね。かっこいー!!宣言したいー笑
ちなみに、宣言するだけならタダですし、代わりにアマチュアの大会に出られなくなる「セルフプロ宣言」(リス太が名づけた呼び方です)をした選手が過去にはいますが、その話はまたいつか機会があればお話ししたいと思います。これだけだとなんのこっちゃわかりませんよね。すみません…
ツアーの仕組み
さてそんなわけで、プロゴルファー、とくにトーナメントプレーヤーになるには、非常に狭き門をくぐり抜けなきゃいけないわけです。
そして、晴れてプロになったとしても、すべてのプロがテレビで放映されるようなトーナメントに出場できるわけじゃないです。
そこで、QTがでてくるわけですが、その前にツアーの仕組みを少々お話しします。
女子はプロ資格を管理しているJLPGAがそのままツアーを運営しています。
一方、男子は資格についてはJPGAですが、ツアーの主催はJGTO(日本ツアー機構)が行っています。
どうも1999年に組織が分裂したらしいですね!
それが理由か何かはわかりませんが、プロ資格の認定とツアー機構が連動している女子は、最終プロテストの優勝者が翌年のLPGAツアー出場権を得られたり、下部ツアーの「ステップアップツアー」の出場資格を得られます。
CS放送の「スカイA」でも放送されているステップアップツアー(略称:ステップ)は、LPGAツアーに出場できない選手と新人選手たちに経験をつませるために、1991年から始まったツアーです。
賞金額はLPGAに比べると少ないですが、それでも1大会の賞金総額1500万円~2500万円ですから相当なもんです。年々額も上がり試合数も増えていますよ。
2016年は18試合だったのが、2017年は21試合が予定されてます。3試合も増えたんですね。これも小林浩美会長はじめ、みなさんの日々の努力のたまものですね。すごい!
ちなみにリス太はステップの試合の再放送を毎晩みてますよー。お気に入りの新人選手やベテラン選手を応援するのも楽しいです。
話が少し脱線しましたが、女子はプロテストに合格することによるメリットとして、優勝者のLPGA出場権とステップアップツアーの出場資格があるわけです。これは大きいですよね。
JPGAとJGTOの分断がこのようなメリットを生めない状況を作ってしまっているのかはさておき、男子もこういった下部ツアーやプロテスト合格とツアーの連動があったらいいなーと心から思います。
ちなみに男子プロもチャレンジトーナメントという二部ツアーはありますが、あくまでQTとの連動ですね。プロテストとの連動ではないですー。
だって、下部ツアーがあるからリス太は新人のプロゴルファーを知ってるわけですし。
プロは名前を知られてなんぼ、スポンサーついてなんぼ、ですよね?
ステップアップツアーが盛り上がってるから、女子の最終プロテストすら放送されてたりするんですよ!
この盛り上がりが男子にないのが歯がゆいー!!
おわりに
いやいや、長々書いてきましたが、「QTってなんだ?~その1、プロゴルファーとツアー機構」でした。
次回はいよいよQTについてですよー!お楽しみに☆
本気で「100切り」目指すなら!
グロースメディアの記事ももちろん役に立つ(とうれしい)けど、やっぱりほんとにうまくなりたかったら、レッスンを受けるのが一番! しかも、ライザップなら「スコアにコミット」!
一気に念願の「100切り」を達成しちゃいましょう☆
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