はじめに
ゴルフを始めたばかりの時って、なかなか狙ったところにボールを打てないもんですよね(まぁ、それは今もか…)。
右にスライス、左にひっかけ…。
ミスだらけでなかなか平常心ではラウンドできないのが普通。
でも、周りの先輩ゴルファーにこれだけは習いますよね。
大ミスしたら「ファー」って叫べって。
ゴルフは楽しいけど危険
この「ファー」はとっても重要で、たとえばティーショットが大スライスしたとすると、隣のホールの人にボールが直撃してしまうことだってありえますよね。まさに大惨事。
リス太もゴルフ場で数回救急車を見てますからね。
だって、あの小さくて硬いボールが時速200キロとかのスピードで飛んでくるわけです。当たりどころが悪ければ最悪の事態も考えられます。
それだけ、ゴルフは危険と隣り合わせってことですね。
だから、絶対に守らなきゃいけないんです。
やっちまったと思ったら即「ファー」って叫びましょう!
そもそもなんでファーなの?
日本だと「ファー」って習いますよね。確かにみんな「ファー」って言ってる。
じゃあなんでファーって言うのかというと、実際には「フォアー」なんですね。英語で言うと、「fore」です。
beforeとかforecastとかのforeですね。
「前」を意味します。
つまり、前方の人注意~!って意味なんですね。
リス太はゴルフを始めたばかりのころは、遠くって意味の「far」から来てると思ってました。「遠くの人、気をつけてね~」って意味だと。でも違うんです。「フォアー」なんです。
この語源には諸説あるみたいですが、1800年代後半のイギリスの書籍にもこの「fore」という表記が出てくるそうで、かなり古くから使われている表現なんですね。
forecaddie(フォアキャディー)さんという、プレーヤーより前方にいてボールの落ちどころを確認する役割の人に、「ボールが行ったぞー」って注意を促すための掛け声が短くなった表現とか、軍隊で後方の狙撃手が前方の歩兵に注意を促す「beware before」(前方注意)から転じた表現とか言われたりします。
いずれにせよ、「フォアー」には「前方の人、注意して!」って意味があるってことです。
もはやファーじゃなくていいのでは?
「フォアー」って、日本人には発音しにくいので、「ファー」になったってとこでしょうが、もはや前方の人からすると、後ろだけが危険なわけじゃないですよね。ボールが横から飛んでくるかもしれないですしね。
英語だと「Fore left」とか「Fore right」とか言ったりもするようなので、ファーーー!!!の部分はもはや注意しての意味しかないとしたら、「危ないー!」とか、「やっちゃったー!」とか、「6番ホールの人、気をつけてー!!」とか、とにかく危険を知らせることができれば、なんでもいい気がしますよね。具体的な分、もっと意味があるかも。
でも、やっぱり「ファーーー!!!」の方がゴルフ文化的にはもっともスムーズに危険を伝えられる気がします。みんな「ファー」で慣れてますからね。
しかも、フレーズが短いから、癖がつけば条件反射で言えるようになりますしね。
この「ファー」ですけど、ミスが悲しすぎてつい言うのを忘れちゃうってことないですか??すごくわかるんですけど、周りのゴルファーに危険を知らせることが目的なので、絶対に言わなきゃだめですよ。もちろん同伴者が言ってくれるにしても、自分の責任として絶対に守りましょう!何かあってからじゃ遅いから!!!
おわりに
ゴルフの「ファー」についてでした。
ファーでもフォアーでもいいですが、我々ゴルファーとしては、ゴルフは危険なんだぞってことをちゃんと認識して、やべえって思ったら条件反射で叫びましょうってことです。
「ファーーー!!!」ってね。