はじめに
よくラウンドに行くアベレージ以上のゴルファーなら番手ごとの自分の飛距離はよくわかっているものです。
というか、これがわかってないとラウンドなんてできないですよね。
でも、初心者のうちはこれがなかなかわからないもの。しかも、きっちりボールをクラブでミートできる確率もまだ低いでしょうから飛距離は時によってバラバラだったりしますよね。
一般的な「ロフト角と飛距離の関係」については別の記事に譲るとして、自分のヘッドスピードで本来どのくらい飛ぶんだろう、と行った知識は知っておいて損なしです。
ところで、ドライバーを買い替えるときは、実際使ってみないとどのくらい飛距離が出るか、わからないですよね?
普段のドライバーの飛距離が、そもそも自分にとって正しい飛距離が出ているのかわからないケースも多いのではと思います。
実は、ドライバーの飛距離はヘッドスピードから計算することができるんです!
ヘッドスピードの測定方法
そもそも自分のヘッドスピードはどうやって測るのでしょうか??
基本的には大きめのゴルフショップでは試打室がありますので、ここで測ってもらえます。
あとは、ゴルフスクールでも器具があるところなら、測定可能ですね。
ただ、このヘッドスピード、頑張ってマン振りしたら早くなるかと言うと、そうではありません。
ゴルフクラブはシャフトがしなる構造になってますから、シャフトをしならせることができて初めて、ヘッドスピードを最大にできるんですね。
そのためには、体の回転でスイングできること、グリップの力を抜くことです。
この辺は、「シャフトの「しなり」で飛ばす」で詳しくお話ししてますので、参考にしてくださいね。
あとは、簡単にヘッドスピードが測れる器具も販売されてますよ。
基本、ボール後方に置いておくだけで、バッチリ計測できちゃいます!
プロギア マルチスピード測定器 NEW RED EYES POCKET
ユピテル ゴルフスイングトレーナー GST-7 BLE
ドライバーの推定飛距離の計算方法
さて、自分のヘッドスピードが分かったら、推定飛距離の算出ができます。
このヘッドスピードなら、この番手で何ヤード飛ばせるはず、と言う指標になります。
早速計算式です。
初めてミート率という用語が出てきましたが、クラブのフェースできっちりボールをミートする確率ですね。
プロゴルファーで1.4で計算することが多いのですが、これが満点のミート率だからですね。
アマチュアだとなかなかここまでのミート率をキープできません。
そこで、ミート率を1.3と仮定しましょう。
ちなみに、ヘッドスピード(m/s)×ミート率でボール初速が出ます。
このボール初速の4倍が推定飛距離になると言われます。
まとめると、
ヘッドスピード (m/s)×1.3×4
がアマチュアゴルファーの推定飛距離を出す計算式ってことになります。
推定飛距離の計算例
実際のヘッドスピードを例に推定飛距離を計算してみましょう。
ドライバーのヘッドスピードが41m/s
つまり、213.2ヤードです。
妥当なとこですよね。
おわりに
以上、ヘッドスピードからドライバーの飛距離を割り出す計算方法でした。
この計算式で本来ならドライバーがどの程度飛ぶのが正しいのかがわかりますし、ミート率が悪ければスイングの改善にもつながりやすいですし、色々な気づきになりますね☆