はじめに
さあ、しばらくお休みが続いた国内男子ツアーの再開、かつ正式には国内開幕戦です。
まだマスターズの余韻が残る4月中旬のこの時期の国内開幕戦、2017年大会は中国の梁津萬(リャンウェンチョン)選手が優勝しました。
マスターズに出場した選手たちが不在の中、若手選手にもチャンスがあるこの大会ですから、いやが応にも力が入ります。
実はこの大会の裏では、PGAツアーの「RBCヘリテイジ」がサウスカロライナ「ハーバーダウンGL」で行われ、なんと小平智選手が韓国のKシウー選手とのプレーオフを制してPGA初制覇を果たしました!
かねてから、マスターズ出場を目標にしていた小平智選手。
2018年のマスターズに出場し、最終日まで奮闘した翌週に世界ランキング50位以内枠で出場した大会で優勝ですから、すごいですね。
日本人選手としては、青木功、丸山茂樹、今田竜二、松山英樹に次ぐ5人目の快挙です!
RBCヘリテイジについては別の記事で書きますね。
さて、話がそれましたが、国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」の結果です。
最終リーダーボード
さぁ、東建ホームメイトカップ2018の最終リーダーボードです。
順位 | 選手名 | スコア | 最終日スコア |
---|---|---|---|
優勝 | 重永 亜斗夢 | -12 | +2 |
2位 | 石川 遼 | -11 | -1 |
3位 | 金庚泰(キムキョンテ) | -10 | -3 |
4位 | 時松 隆光 | -9 | 0 |
5位タイ | 永野 竜太郎 | -8 | -1 |
5位タイ | 朴相賢(パクサンヒョン) | -8 | -1 |
5位タイ | 李尚熹(イサンヒ) | -8 | 0 |
5位タイ | 片山 晋呉 | -8 | +2 |
9位 | 黄重坤(ハンジュンゴン) | -7 | -3 |
重永亜斗夢選手が、2位で追いすがる石川遼選手を振り切っての優勝。
重永亜斗夢選手にとっては、嬉しい嬉しいツアー初優勝です。
3日目に8アンダーのビッグスコアを出してトップに立った重永亜斗夢選手。
4打差の単独トップでスタートしながらも、最終日は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの苦しい戦いでした。
それでも、耐えに耐えて手にした夢にまで見た栄冠ですからね。
おめでとうございます。
重永亜斗夢選手のプロフィール
見事、「東建ホームメイトカップ2018」で優勝を果たした重永亜斗夢選手のプロフィールです。
項目 | データ |
---|---|
選手名 | 重永 亜斗夢(シゲナガ アトム) |
所属 | ホームテック |
身長・体重 | 172cm 60kg |
生年月日・年齢 | 1988/09/14 (29歳) |
出身地・出身校 | 熊本県・日本大学 |
趣味 | 音楽鑑賞 |
ゴルフ歴 | 9歳~ |
プロ転向 | 2008年03月06日 |
師弟関係 | 父 |
若手のホープとして期待される重永亜斗夢選手。
なかなか個性的な名前ですが、これはお父様が「アジアでNo.1に」という願いから『鉄腕アトム』から取ったそうです。
今回の優勝で人となりもいろいろ取りざたされました。
奥様のコメントもとても面白くて、重永亜斗夢選手は性格としては、「超ネガティブでビビり」だそうです笑
今大会開催前はショットが不調で、「毎ショット、ビビりながら打っていた」とのこと。
それが、3日目のビッグスコアですからね。わからないものです。
とにかく家族思いで有名な選手で、それが奥様からすると心配で仕方ないみたいですね。
愛する家族に優勝を捧げられて、本当にハッピーでしたね。
石川遼選手は惜しくも2位
1日目、2日目とトップに立った石川遼選手は、最終日、3バーディ、2ボギーの1アンダーで回りましたが、惜しくも2位でのフィニッシュとなりました。
今季からJGTO選手会長としても奮闘する石川遼選手、ホールアウト後のインタビューでも、「100点」と話し、満足のいくラウンドができたようですね。
選手会長の重圧を受けながらも、単独2位でのフィニッシュですから、流石の一言でしたね。
おわりに
JGTO2018年シーズンの開幕戦、「東建ホームメイトカップ」でした。
重永亜斗夢選手が見事な優勝を果たしましたね。
昨年度の今平周吾選手、小鯛竜也選手など、若手の躍進が著しいJGTOツアー。
とくに2017年に小鯛竜也選手との優勝争いを演じた永野竜太郎選手は、重永亜斗夢選手とは幼馴染の間柄です。
今大会は5位タイと好成績でしたが、重永亜斗夢選手の優勝には何かと感じ入るところも多いはず。
若手のホープの台頭が楽しみな2018年のJGTOツアーも目が離せない戦いが続きますね☆